ArcGIS Proで最新の国勢調査メッシュデータをインポートする方法を記事にまとめました。国土数値情報サイトでは、平成30年度の500mメッシュデータ(.shp)をダウンロードできますが、令和2年度(最新)のデータは提供されていません。今回は、政府統計の総合窓口(e-Statサイト)提供の、500mメッシュデータ(.shp)と国勢調査データ(.csv)を用いて、500mメッシュ人口データを作成します。
![ぷーたろー](https://i0.wp.com/simple-365.com/wp-content/uploads/2022/09/IMG_0484-e1662366159345-300x300.jpg?resize=96%2C96&ssl=1)
国勢調査データのダウンロード方法
ダウンロードするデータ
・4次メッシュ(500mメッシュ, shp形式)
トップページ / 統計地理情報システム / 境界データダウンロード/から任意のメッシュエリアをダウンロードします。ダウンロード後、任意フォルダー内で解凍しておきます。
![](https://i0.wp.com/simple-365.com/wp-content/uploads/2023/12/0ac80d802ec5f3f8b0396046edbec78d.png?resize=1000%2C565&ssl=1)
・国勢調査4次メッシュ(500mメッシュ, csv形式)
トップページ / 統計地理情報システム / 統計データダウンロード /から同様に任意のメッシュエリアをダウンロードします。ダウンロード後、任意フォルダー内で解凍しておきます。
![](https://i0.wp.com/simple-365.com/wp-content/uploads/2023/12/6f1d643998a92846393c5c1d541d74d5.png?resize=1000%2C560&ssl=1)
ArcGIS Proを起動する
ArcGIS Proを起動後、解凍後のフォルダをフォルダー接続します。
カタログウィンドウからフォルダ📁を右クリックで「フォルダー接続」ができます。
接続後、追加するデータとして境界データ(.shp)と統計データ(.csv)をコンテンツウィンドウ内にドラッグ&ドロップします。反映後、境界データ(.shp)は下図のようにメッシュが表示されます。統計データはcsv形式のため、コンテンツウィンドウ下部にテーブルが表示されます。
![](https://i0.wp.com/simple-365.com/wp-content/uploads/2023/12/edc99fb628430a913a5946c48e887da3.jpg?resize=1000%2C442&ssl=1)
境界データに統計データをテーブル結合する
あとはテーブルを結合するだけですが、ここが一番の注意ポイントです!!
境界データと統計データには、「KEY-CODE」といわれる位置合わせ用の共通番号が格納されています。この互いの番号が一致するメッシュを作成したいのですが、そのままでは結合できません。
両データのデータタイプが異なるため、結合するとエラーになりテーブルが消えてしまいました。
境界データの「KEY_CODE」は、データタイプ「Text」です。
![](https://i0.wp.com/simple-365.com/wp-content/uploads/2023/12/64a9e9e56fccd6da167b421aeff1fc18.png?resize=1000%2C731&ssl=1)
統計データの「KEY_CODE」は、「Long」です。
![](https://i0.wp.com/simple-365.com/wp-content/uploads/2023/12/7c90f249091b462d89050e1f026f6178.png?resize=1000%2C729&ssl=1)
解決方法
解決方法として、両データに新たなフィールド(同じフィールドタイプ)を追加します。
私の場合は、名前を「keycode」とし、データタイプを「Text」で追加してます。
両データの属性テーブルを開き、追加したフィールド「keycode(仮)」を右クリック「フィールド演算」を開きます。数式欄に各「KEY_CODE」をダブルクリックで同じ値を挿入します。
![](https://i0.wp.com/simple-365.com/wp-content/uploads/2023/12/2eaec4c614846dfc0557e712b1b69c7b.png?resize=1000%2C673&ssl=1)
解決後の流れ
両データに同じデータタイプのフィールドを追加したら、境界データを選択し、データタブから「結合」を選択します。
![](https://i0.wp.com/simple-365.com/wp-content/uploads/2023/12/a9401cc93507686cdde9a93c8078e551.jpg?resize=1000%2C483&ssl=1)
境界データ(メッシュデータ)を選択した状態で、データタブ「結合」を選択します。
下画像の画面が表示されたら、下記内容で「OK」を選択します。
入力テーブルに「境界データ」
キーとなるフィールド「keycode(仮)」
結合テーブルに「統計データ」
結合テーブルフィールド「keycode(仮)」
![](https://i0.wp.com/simple-365.com/wp-content/uploads/2023/12/9a549e08fc141449b709b920514e3681.png?resize=1000%2C418&ssl=1)
テーブル結合後
結合後、境界データ(メッシュ, shp形式)のテーブルに統計データ(テーブル, csv形式)が結合されています。あとは、自由に編集してあげると下図のように人口を色別で表示させたり、分析できます。
![](https://i0.wp.com/simple-365.com/wp-content/uploads/2023/12/699321a45487a89818287f5c325e1c47.jpg?resize=1000%2C706&ssl=1)