はじめに
「この本が自分の足りない部分を全部言語化してくれた」「会社員人生が180度変わった」。
こんな感想が寄せられるのが、安藤広大氏によるシリーズ三部作『リーダーの仮面』『数値化の鬼』『とにかく仕組み化』です。4400社以上が導入したマネジメント法「識学」に基づき、仕事で一生活躍できるメソッドや思考法を提供するこのシリーズは、ビジネス界から圧倒的な支持を集めています。
そして今回、全ビジネスパーソン必読の最新刊『パーフェクトな意思決定 「決める瞬間」の思考法』から、仕事の成功を引き寄せる本質的な知識をご紹介します。
「バイアス」を知ることが成功への近道
人が意思決定で間違える原因の一つが「バイアス」です。この無意識の偏りを知り、それを克服することが重要です。
1. 損失回避バイアス
人は「得る喜び」よりも「失う痛み」を強く感じる生き物です。例えば、1万円を得るより1万円を失う方が大きなショックを受けます。しかし、本質的にはどちらも同じ1万円であり、数値で冷静に比較すべきです。感情に流されず、意識的に乗り越える必要があります。
2. サンクコスト効果
「ここまでやったから、もう少し続けよう」と、既に費やした時間やお金に引っ張られることを指します。例えば、打ち合わせや試作を重ねた結果「失敗する」とわかっても、それまでの労力を惜しみ、判断を鈍らせてしまうことがあります。これも数値化などで論理的に判断することが大切です。
3. バンドワゴン効果
いわゆる「同調圧力」のことです。周りがやっていることに安心感を覚え、自分も同じ行動を取ろうとする心理です。日本特有の「空気を読む」文化もこれに近いでしょう。この傾向が強いほど、間違った選択をするリスクも高まります。
「バイアス」という4文字を口癖に
これらのバイアスを理解し、定期的に振り返ることで、意思決定の精度が向上します。そして、バイアスを意識する習慣を身につけることが、「仕事ができる人」への近道なのです。
「バイアス」を学び続け、克服する方法を常に考えましょう。それが、あなたのキャリアを次のステージへと導いてくれるはずです。
著者紹介：安藤広大（あんどう・こうだい）
株式会社識学 代表取締役社長。早稲田大学卒業後、NTTドコモやジェイコムホールディングスでの経験を経て、2013年に独立。2015年に株式会社識学を設立し、わずか4年で上場を果たしました。著書シリーズは累計150万部を突破し、多くの企業の業績向上に貢献しています。最新刊『パーフェクトな意思決定』は、全ビジネスパーソンに必読の一冊です。
安藤氏の「識学」メソッドを活用し、あなたの意思決定力を磨き、理想のキャリアを実現してください！
