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【Word Press】#11 最強のセキュリティ対策12選

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セキュリティ対策一覧 2ページ目

全ての対策を行うのが理想ですが、サイトの運用上、難しい場合には、優先度が高く、難易度が低いものから行うのがオススメです。

一覧対策内容重要度難易度ページ
対策1パスワードの徹底管理★★★★☆☆1
対策2 更新の徹底★★★★☆☆
対策3IDを守る★★☆★☆☆
対策4ログインURLを守る★★★★☆☆
対策5ログインを守る★★★★☆☆2
対策6バーション番号の非表示★☆☆★☆☆
対策7設定ファイルを守る★★★★★☆
対策8通信データを守るSSL★★★★★☆
対策9サイトのデータを守る★★★★☆☆3
対策10ログイン履歴★★☆★☆☆
対策11データベーステーブル接頭辞★★☆★★☆
対策12利用しないプラグイン・機能の無効化★☆☆★★☆
一覧表

【対策5】 ログインを守る

WordPressの初期設定では、IDとパスワードを入力するだけでログインが可能です。※右図ではプラグインによる画像認証を設定しています。
不正ログインをしようとする場合、いきなり正しいIDとパスワードを入力することはありません。
様々な攻撃を防ぐために、ログインの試行回数に制限をかけることで対応が可能です。
例えば、試行回数を3回に設定すれば、3回以内に正しいIDとパスワードを入力できなければ、そのIPアドレスやブラウザからのログインができなくなる、という設定です。

SiteGuardで設定可能

ログイン回数制限に特化したプラグインもありますが、先ほど紹介したプラグイン「SiteGuard WP Plugin」でも、ログイン回数を制限できます。

ログインロックの確認方法

管理画面 ▶︎ SiteGuard ▶︎ ログインロック

何秒間に何回ログインを試みたらロックするか、を「期間」「回数」「ロック時間」で選択できます。回数を少なくしすぎると、管理者がログインを失敗したときにロックされてしまうので、使いやすい設定にしておきましょう!

ログインロックの設定

期間」「回数」「ロック時間」を選択 ▶︎ 変更を保存

画像認証

画像認証では、コンピュータか人間かを判断するものでコンピュータによる不正アクセス対策として有効です。ログインフォームで画像の文字を読み取り、入力することで人間だと判別し、ログインできます。

画像認証の設定

SiteGuard ▶︎ 画像認証 ▶︎ 設定する項目を選択 ▶︎ 変更を保存

各項目ごとに、ひらがな英数字無効と、選択が可能ですが、オススメはひらがなです。

【対策6】 バージョン番号の非表示

WordPressの初期設定では、どのバージョンのWordPressを利用しているかが、HTML上に公開されるようになっています。
最新バージョンのWordPressを利用している場合は、表示していても問題ないですが、更新を怠って、脆弱性が発覚しているバージョンを利用している場合は注意が必要です。

バージョンの非表示方法

WordPressのバージョンを非表示にするには、2つの方法があります。
1. functions.phpに書く方法
2. プラグインを利用する方法
functions.phpに書く方法は、技術的な知識が必要で、誤作動の可能性もあるため、本記事ではプラグインを利用して非表示にする方法を紹介します。

プラグインでの非表示

プラグインを利用した非表示には、2つあります。
1. バージョン非表示だけに機能を絞ったプラグインを使う方法
例:Meta Generator and Version Info Remover
2. セキュリティプラグインを使う方法
例:All In One WP Security & Firewall
本記事では、後者の「All In One WP Security & Firewall」を用います。

手順
プラグインの新規追加

管理画面 ▶︎ プラグイン ▶︎ 新規追加 ▶︎ All In One WP Security & Firewall インストール

インストール後

有効化 ▶︎ ダッシュボード ▶︎ 設定 ▶︎ WPバージョン情報をクリック

WPバージョン情報

WP Generator メタ情報の削除」の横にあるチェックボックスにチェックを入れ、「変更を保存」をクリックします。

変更保存後

ページ上部に「設定が正常に更新されました」と表示されれば、設定は完了です。
サイトを表示して、HTMLのソースを確認してみてください。右クリックし「ソースを表示」をクリックするとHTMLが表示されます。

最初の画像では表示されていたバージョンの表記および番号が消えていました。
Windowsでは「Ctrl+F」、Macでは「Command+F」で文字列を検索できます。

【対策7】 設定ファイルを守る

WordPressはデータベースに記事の内容や設定情報が保存されています。データベースへの接続情報がwp-config.phpというファイルに記載されます。具体的には、データベース名、データベースユーザー名、接続パスワードなどが明記されているため、このファイルを盗み見られてしまうと、データベースの改ざん、サイトの改ざんが簡単にできてしまいます。そのため、WordPressからは読み込み可能で、他の人からは閲覧・編集が出来ないように設定する必要があります。

プラグインでの対策

WordPressのファイルやフォルダのパーミッション設定は、セキュリティ上、重要な部分に限定されますが、前述した「All in one WP Security & Firewall」で行うことができます。
※インストール方法は、【対策6】で解説しています。

手順
プラグイン追加後

管理画面 ▶︎ WP セキュリティ ▶︎ ファイルシステムセキュリティをクリック

クリック後

ファイルシステムセキュリティ ▶︎ ファイルパーミッションをクリック

ファイルパーミッションのタブが開くと、ここでパーミッションを修正した方が良いファイルやフォルダ(ディレクトリ)の一覧が表示されます。
設定の変更が必要ない安全な項目は緑、変更の必要な箇所は黄色や赤で表示されます。
推奨操作が、「アクション不要」となっていれば、何もしなくても問題ありません。もし、「推奨パーミッションを設定」となっていれば、ボタンをクリックして、パーミッションを変更しましょう。

【対策8】 通信データを守るSSL

SSLとは、Webサイトと閲覧しているデバイスとの間でデータをやり取りする通信を暗号化し、情報が盗まれるのを防ぐ仕組みです。

SSLを導入しているサイト

SSLを導入しているWebサイトは、URLが「http://」からhttps://となり、SSLという仕組みで通信することになります。最近では無料でSSLを利用することができるサービスも多くなりました。GoogleもWebサイトのSSL化を推奨するなど、安全性をアピールするためにもSSL化は必須です。

非SSLサイトには警告表示

SSL対応サイトの場合は、URL入力欄に鍵マーク🔐が表示され、非SSLのサイトにはビックリマーク❗️が表示される形式になっている。Google Chromeの場合は、「保護されていない通信」と表示さたり、赤文字で表示されるなど、SSL化を推奨していることが分かります。

非SSLサイトは情報が非暗号化

非SSLサイトは、送受信するデータが暗号化されていないため、メールフォームやID・パスワードの入力画面が非SSLの場合、送信内容を盗み見られる可能性が高まります。SSL化することで、送信内容が暗号化されるため、通信途中で内容を推測することが困難になります。

手順

SSL化の手順

1. ConoHa WINGでのSSL設定オン
2. WordPressアドレス、サイトアクセスの変更

1. プラグイン「Really Simple SSL」▶︎ 有効化 ▶︎ 「SSLを有効化しました」通知で完了

本記事では、レンタルサーバーを用いてSSL設定を行なった場合を紹介します。
私が現在契約しているレンタルサーバー「ConoH WING」は、独自ドメインでのSSLを無料提供しています。

1. ConoHa WINGでのSSL設定

WordPressと紐付け後、サイトセキュリティ」▶︎「無料独自SSLをONにするだけ!
変更完了したら、WordPressの設定に移動します。

2. WordPressアドレス、サイトアクセスの変更

設定 ▶︎ 一般 ▶︎URLに「s」を付け足して変更を保存。

「://」以降は変更すると、他の設定も変更しなければならないので注意しましょう!
WebサイトのURLを確認して、httpからhttpsに変更されていたら完了です!

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