データの確認
ArcGIS Proには、入力&出力可能なデータが数多く存在します。
記事内では、国交相が提供している国土数値情報のshape file形式(.shp)を用いて紹介します。
shape file形式のデータは、GIS上に直接参照・インポートが可能です。
▼下の画像は、ArcGIS Proに対応しているデータリストです。▼
(引用元:対応データ | ESRIジャパン (esrij.com))
データのダウンロード
国土数値情報ダウンロードサービス
国交相が提供する国土数値情報 GISホームページ のデータをダウンロードします。
下記の画像がダウンロードするデータの詳細情報です。下にスクロールすると、地域ごとの各種データがあるので、そこから対象地域を選択し、ダウンロードを選択します。(今回は過疎地域データを利用)
各種データは、座標系が指定されています。今回の場合は、「JDG2011」となっています。
GISでは、元の座標系を適切な座標系に定義することで、表示させることが可能です。
データの追加&挿入方法
ダウンロードが完了したら、zip形式という圧縮ファイルで保存されます。
必ず、全てのデータを展開・解凍後、保存したフォルダ場所を覚えておきましょう。
GISへの挿入方法は、「表示タブ」→「カタログウィンドウ」→「フォルダー」を選択します。
フォルダーに何もデータがなく、新規でデータ追加する場合は、右クリックで「フォルダー接続」からデータを保存したフォルダを選択します。
フォルダを指定後、ダウンロードしたデータが入っていない場合は、「GISソフトを再起動」、
あるいは、「データの保存場所と接続したフォルダが一致しているか」を確認してください。
追加できたら「フォルダ」を開き、シェイプファイルをマップ上で「ドラッグ&ドロップ」します。
すると、コンテンツウィンドウ(画面左)には表示されましたが、マップ上には表示されていません。
原因として、先述した「データの座標系」が「マップの座標系」と異なっているからです。
解決方法は、同じ座標系に定義づける必要があります。
「解析タブ」→「ツール」→「投影法の定義」を選択します。
今回用いたデータの座標系は、「 JDG2011」と定義されていました。
入力データセットは、「過疎地域データ」を指定し、座標系は「JDG2011」を指定します。
「実行」を押すと、マップ上に表示されます。